のらっこの絵本・初版本 「さんねんごい こどものとも340号」菊池日出夫

のらっこの絵本・初版本 「さんねんごい  こどものとも340号」菊池日出夫
さんねんごい こどものとも340号
菊池日出夫/作・絵 福音館書店(絶版)


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長野県佐久地方では生まれて3年たった大きな鯉のことを
「さんねんごい」と言うそうです。
また佐久鯉という養殖鯉が有名で佐久市の名産ということです。

千曲川流域に広がる佐久盆地にはいくつかの集落が点在するそうなので
この絵本の舞台は、そんな集落のひとつでしょうか。
広々とした田畑とその合間をぬって流れる川の風景がこまごまと描かれています。

夏のある日、集落に住む仲良し5人組が鯉とりに小さな滝がある川へ
でかけます。
鯉をとるかご網は古くからあるお手製のものでしょうか。
鯉を棒で追い込んで捕まえるという、自然を熟知したワイルドな遊びです。

1984年7月号の「こどものとも」ですので、昭和59年の作品です。
自然あふれる里山でのびのびと遊ぶ「のらっこの絵本」シリーズ
昭和のともだち絵本です。