薫くみこと飯野和好が描くともだち絵本 「あのときすきになったよ」

薫くみこと飯野和好が描くともだち絵本 「あのときすきになったよ」
あのときすきになったよ
薫くみこ/作 飯野和好/絵 教育画劇


本の状態など詳しい商品しっこ説明は→→こちら

しっこさんは少ししかしゃべらない。いつも怒ったみたいな顔をしている。
おしっこをもらしてばかりいるから、みんなからしっこさんと呼ばれているまりかちゃん。
はじめは好きじゃなかったまりかちゃんをどうして好きになったのか
主人公であるわたしの一人称で語られる作品です。

見ためとは違うしっこさんの心にふれて、わたしが変化していく心理描写を
見事に描いていて、薫くみこさんの代表作と言われています。

しっこさんの心のうちは直接書かれてはいませんので想像ですが
しっこさんにとってゆいこちゃん(主人公)は、ずっと仲良くなりたい特別な存在。
特別な存在と思うからこそ、ゆいこちゃんをかばう思いやりの心が生まれ
その思いがゆいこちゃんに伝わり、ふたりは友だちになれたのだと思います。
純粋でまっすぐだと思えるしっこさんの心のうちものぞいてみたくなります。

1998年に出版の初版本(第1刷)です。