バーバラ・クーニーの文と絵、感動と勇気をもらえる、アメリカのルーズベルト大統領夫人エレノアの物語

バーバラ・クーニーの文と絵、感動と勇気をもらえる、アメリカのルーズベルト大統領夫人エレノアの物語
おちびのネル ファーストレディになった女の子
バーバラ・クーニー/作 掛川恭子/訳 ほるぷ出版 (絶版)


本の状態など詳しい商品説明は→→こちら

クーニーは近年、「ルピナスさん」など、社会に迎合せずに
自分の選んだ道を胸をはって生きていく女性をテーマにした
作品を発表しつづけています。(訳者あとがきより)

本作品もぶれずに自分の生き方をつらぬいた
アメリカのルーズベルト大統領夫人(ファーストレディ)エレノアの物語です。
クーニーは3年ものあいだ、エレノアの子ども時代を調べ
ストーリーを描き上げたそうです。
19世紀末に暮らす人々のくらしが丹念に描かれ、その中で生きる
エレノアのくらしぶりや思いをくみとることができます。

エレノアは裕福な家に生まれましたが
美しい女の子を求める母親からは愛情をえられず
両親は早くに他界、冷たくきびしい祖母の家にひきとられ
自信のない子ども時代を過ごしました。

そんなエレノアでしたが、やがて知的で思いやりがあり、だれからも尊敬される
すぐれた女性へと成長していきます。
ファーストレディになってからも、その後も人権や福祉の向上のために尽力し
「アメリカの良心」と呼ばれるまでになりました。

自分を信じ、支えをみつけていくことで
「おちびのネル」と呼ばれていた少女が偉大な女性になった物語は
多くの人に勇気と希望をあたえてくれる作品です。