壮大な生命のものがたりを劇場仕立てで描いたバートンの「せいめいのれきし」2006年版

壮大な生命のものがたりを劇場仕立てで描いたバートンの「せいめいのれきし」2006年版
せいめいのれきし
バージニア・リー・バートン/文・絵 いいももこ/訳 岩波書店


本の状態など詳しい商品説明は→→こちら


銀河系に太陽がうまれた時からはじまる生命の壮大なリレーを
劇場公演仕立てで描いた、バートンの名作絵本です。
読者は観客で、バートンの魅力いっぱいの絵で描かれた物語を
まるでお芝居を見ているように楽しむことができます。

プロローグ、1幕-古生代、2幕-中生代、3幕-新生代、4幕-現生
5幕-このごろのひとびとの生活、エピローグまで
それぞれ4場から8場まであり、82ページにおよぶ大作です。
バートンは8年の歳月をかけて、この絵本を完成させたそうです。

生き物たちの演じる劇は、その時代の動物たちや植物たちが主人公。
時は今、わたしたちひとりひとりが主人公の舞台がはじまり
今まさに新しい輪となりつながっています。
いきものの演じる劇は、たえることなくつづくという未来へ向けたメッセージに
心おどります。

石井桃子さんの名訳にもワクワクします!

(2015年に現在の知見をもとに本文を改訂した改訂版が出版されています。
本書は2006年版の旧版です。)