アーノルド・ローベルの昔話風絵本「いろいろへんないろのはじまり」1988年版
「いろいろへんないろのはじまり」
アーノルド・ローベル/作 牧田松子/訳 冨山房
昔、色というものがありませんでした。
ひとりの魔法使いが世の中何かおかしいとあれこれ試しはじめました。
すると、青色ができました。世界は青色になり、みんな悲しい気持ちになりました。
そこで今度は黄色を作りました。黄色の世界はまぶしくてみんな目がへんになりました。
こういうわけで今度は赤色を作りました。
赤色の世界はみんな怒りっぽくなり、けんかしたりどなりあったり。
困った魔法使いは新しい色をつくろうと試行錯誤しましたが
できるのは青・黄色・赤ばかり…ところがいっぱい作りすぎて
あふれだし、色がまざりはじめました。
いろいろな色の世界はみんなを幸福な気持ちにしました。
昔話風の繰り返し文と人々のユーモラスな様子を細かく描きこんだ絵が楽しいです。
同じ人物がどこにいるか、何をしているか探せるたのしみも!
アーノルド・ローベル/作 牧田松子/訳 冨山房
昔、色というものがありませんでした。
ひとりの魔法使いが世の中何かおかしいとあれこれ試しはじめました。
すると、青色ができました。世界は青色になり、みんな悲しい気持ちになりました。
そこで今度は黄色を作りました。黄色の世界はまぶしくてみんな目がへんになりました。
こういうわけで今度は赤色を作りました。
赤色の世界はみんな怒りっぽくなり、けんかしたりどなりあったり。
困った魔法使いは新しい色をつくろうと試行錯誤しましたが
できるのは青・黄色・赤ばかり…ところがいっぱい作りすぎて
あふれだし、色がまざりはじめました。
いろいろな色の世界はみんなを幸福な気持ちにしました。
昔話風の繰り返し文と人々のユーモラスな様子を細かく描きこんだ絵が楽しいです。
同じ人物がどこにいるか、何をしているか探せるたのしみも!