ズラ・ジャック・キーツの文字を使わない犬と猫の絵本「ぼくとおどりませんか」1980年版
「ぼくとおどりませんか」
エズラ・ジャック・キーツ/作 西園寺幸子/訳 ほるぷ出版【絶版】
1973年の作品です。(日本語版は1976年刊、本書は1980年版)
キーツの作品はそれまでコラージュを取り入れたものでしたが
この頃から犬や猫を主人公とした文字をほとんどつかわないで
動きのある絵本を制作するようになったそうです。
本書もキーツの新しい試みの絵本を味わうことができます。
「もしもし、ぼくといっしょにおどりませんか?」と、ねこがいぬに声をかけ
2匹のおどりがはじまります。
ふなのりのおどり、インディアンのおどり、ギリシャのおどり
ロシアのおどり、宮廷のおどり、バレエのようなアクロバットなおどり
衣装や背景、色調もつぎつぎと変わり、見ているだけでわくわくしてきます。
字は最初と最後だけで他のページにはありませんが、リズムや音が聞こえてきそうです。
キーツの絵には、子どもがそのまま成長したような無邪気さと
鋭い直観力、あたたかさがあると作者紹介欄に書かれていますが、まさにそのとおり!
キーツ自身が心から楽しみ、読者もめいっぱい楽しませようと描いた作品だと感じます。
エズラ・ジャック・キーツ/作 西園寺幸子/訳 ほるぷ出版【絶版】
1973年の作品です。(日本語版は1976年刊、本書は1980年版)
キーツの作品はそれまでコラージュを取り入れたものでしたが
この頃から犬や猫を主人公とした文字をほとんどつかわないで
動きのある絵本を制作するようになったそうです。
本書もキーツの新しい試みの絵本を味わうことができます。
「もしもし、ぼくといっしょにおどりませんか?」と、ねこがいぬに声をかけ
2匹のおどりがはじまります。
ふなのりのおどり、インディアンのおどり、ギリシャのおどり
ロシアのおどり、宮廷のおどり、バレエのようなアクロバットなおどり
衣装や背景、色調もつぎつぎと変わり、見ているだけでわくわくしてきます。
字は最初と最後だけで他のページにはありませんが、リズムや音が聞こえてきそうです。
キーツの絵には、子どもがそのまま成長したような無邪気さと
鋭い直観力、あたたかさがあると作者紹介欄に書かれていますが、まさにそのとおり!
キーツ自身が心から楽しみ、読者もめいっぱい楽しませようと描いた作品だと感じます。