スイスの絵本作家、エルンスト・クライドルフの「ふゆのはなし」★福音館書店・絶版絵本★

スイスの絵本作家、エルンスト・クライドルフの「ふゆのはなし」★福音館書店・絶版絵本★
「ふゆのはなし」
エルンスト・クライドルフ/文・絵 おおつかゆうぞう/訳 館書店(絶版)


エルンスト・クライドルフは、スイスなどの国で今なお愛されつづけている
絵本作家です。

「ふゆのはなし」には、白雪姫と七人の小人も登場します!

七年に一度の雪あらしの日、七人の小人をたずねて白雪姫が
雪あらしの中をおりてくるというのです。
森に住む三人の小人は、今がその雪あらしだと思いました。
なにかちらちら輝くものがおりていったのを見たのです。
三人の小人たちは白雪姫に会いたくて、七人の小人をたずねることにしました。

冬の森は、楽しいこと恐ろしいこと、冒険がいっぱいです。
最後はリスがひっぱるそりで七人の小人の住みかにたどり着きました。
そこで白雪姫に会い、みんなで食事をしたり雪あそびをしたり
楽しいひとときを過ごします。

このお話を描いたのは、スイスの絵本作家エルンスト・クライドルフで
「花のメルヘン」をはじめ、自然の中の小さな花や生き物たちを主人公とした
絵本をたくさん手がけ、今も版を重ねて、スイスなどの国々で愛されつづけて
いるそうです。

冬の森を舞台に、小人、冬の妖精、おまけに白雪姫も登場する
クライドルフならではのたのしいメルヘンの世界。

文中、白雪姫はこう語ります。
「あなたたち(小人たち)の家にいるあいだは、わたしは妃ではないの。
あのころとおんなじ白雪姫だわ。」
人間界からはなれ、純粋無垢な心にもどった白雪姫と同様
メルヘンの世界は、しばし現実を忘れ、夢見心地にしてくれます。