チリンの鈴の音が悲しく響く…やなせたかしの名作絵本「チリンのすず」

チリンの鈴の音が悲しく響く…やなせたかしの名作絵本「チリンのすず」
「チリンのすず」
やなせたかし/作・絵 フレーベル館


生まれたばかりのこひつじチリンのくびには金色のすずがついていました。
ある夜のこと、おそろしいおおかみウォーがチリンの住む牧場にやってきて
お母さんはチリンを助けて死んでしまいました。

チリンは自分も強くなりたいと、ウォーの弟子になりました。
何年かすぎ、チリンはひつじでもないおおかみでもない、おそろしいけだものに
なっていました。そのすずの音をきいただけでみんなふるえあがりました。

そして、ある夜のこと・・・
なにが正しいことだったのか、さみしい結末がおとづれます。

1978年の出版から世代をこえて心にせまる、やなせたかしの名作絵本。