七夕の絵本「天人女房」稲田和子/太田大八

七夕の絵本「天人女房」稲田和子/太田大八
天人女房

稲田和子/再話
太田大八/絵
童話館出版



今日は、七夕ですね

このたびの北部九州の豪雨で、被害に遭われたみなさま
ご心配、ご苦労をされていらっしゃるみなさまには
心よりお見舞い申し上げます


この絵本は、羽衣伝説と呼ばれているはなしで
七夕由来のはなしといわれています

川に遊びに来ていた天人の美しさにひかれた牛飼いが
木にかけてあった天にのぼるための羽衣をかくし
天に帰れなくなった天人を自分の家によんで
自分の妻にします

幾年か過ぎたある日のこと
牛飼いの留守中に羽衣をみつけた天人は、天に帰って行きます

それを知った牛飼いは、天人を追って、天にのぼっていきます

そして、父神さまに、天人を嫁にほしいと懇願します

父神さまは、つぎつぎに難題をだし
それが全部できたなら、嫁にやろうと言います

牛飼いは一生懸命、立ち向かい、天人も手助けします
ところが、最後の難題で、失敗してしまい
ふたりはひきさかれていくことに・・・

そして、一年に一回だけ会えるというおはなしです

不思議なできごとの数々が、つぎからつぎへと起こる
面白いおはなしです