わくわく楽しい!クリスマスマーケットのファンタジー童話「おひさまのワイン」小森香折

わくわく楽しい!クリスマスマーケットのファンタジー童話「おひさまのワイン」小森香折
おひさまのワイン(学研の新しい創作)
小森香折/作 小林ゆき子/絵 学習研究社
★絶版★ 【新品バーゲンブック


本の状態など詳しい商品説明は→→こちら

クリスマス前の4週間開かれるクリスマス市(クリスマスマーケット)が
舞台です。
暗くて寒く長い冬の夜に、賑やかで明るい光に包まれたクリスマス市は
大人も子どもも大好き。心も体もあたたかくなる冬のお祭りです。
大人はグリューワインと呼ばれる、ほかほかワインを飲み
ソーセージやパンケーキ、お菓子などおいしい食べ物の屋台
クリスマスの飾り付けやプレゼントを売っている屋台などが立ち並びます。

リンドとシェリーの双子の兄妹もクリスマス市を毎年楽しみにしています。
中でも一番の楽しみは、人形劇小屋で赤鼻のカスパーが悪い魔法使いを
やっつける人形劇を見ることや、ゾンネおばさんの作るほかほかワインの
におい。ほかほかワインは、春の花のようなにおいがしました。

ところが、今年のクリスマス市はなにか違っています。
ゾンネおばさんのお店がどこにも見当たりません。
かわりに、「マイスター・カルトのクールなホットワイン」のお店が
建っています。
マイスター・カルトは悪い魔法使い。
その青いワインを飲んだ大人たちは、冷たい心になり、他の人を
ののしったり、乱暴したり、人が変わったようになりました。
そして、ゾンネおばさんは、魔法をかけられ家に閉じ込められて
いたのです。

力をかしてくれることになった、あやつり人形の赤鼻のカスパーと
シェリーや子どもたちは、ゾンネおばさんを救うため力を合わせて
出発しました。
みんなはマイスター・カルトをやっつけることができるでしょうか。
もういちどクリスマス市に、ほかぽかあたたかくなるおばさんの
ワインをとりもどすことができるでしょうか。

このおはなしは、作者の小森香折さんがドイツに住んでいたころの
クリスマス市の思い出をもとにして創作されたそうです。
日本でも、まさに今クリスマスマーケットが開催されていますね。
クリスマスまでのこの時期に読むのにぴったりな童話です。

まるで人形劇を見ているかのような、うたあり、カスパーやリンド
子どもたちの活躍ありの、ドキドキわくわくなファンタジーです。