【昔話絵本】「うまかたやまんば」おざわとしお/赤羽末吉/福音館書店

【昔話絵本】「うまかたやまんば」おざわとしお/赤羽末吉/福音館書店
うまかたやまんば
おざわとしお/再話 赤羽末吉/画 福音館書店


同じような昔話で「牛方とやまんば」がありますが
本編は、馬方とやまんばのはなしです。

宮城県登米郡に伝わる昔話だそうです。

馬方が浜で魚を仕入れた帰りの山道
日が暮れて峠にさしかかった頃
やまんばが出てきました。

やまんばは「魚おいてけ」と、魚だけでなく
とうとう馬まで食って、なおも追いかけてきます

馬方は、命からがら池のそばの木の上へ逃ると
追いかけてきたやまんばは、池の水にうつった馬方を
本物だと思い、池にどぼーんととびこみました。

そのすきに、馬方は山の中の一軒家に逃げ込みました。
ところが、そこはやまんばの家だったのです。

馬方が家の梁にひそんでいると、やがてやまんばが
もどってきました。

馬方が「火の神」になりすまして
やまんばをだます滑稽な場面もありますが
赤羽先生描く、やまんばはこわさ倍増です。

でも、やまんばを煮え湯でころす人間が
一番おそろしいのかもしれません。