★絶版★「ぼくのともだちドゥームズ」チーターとキサン少年のノンフィクション写真絵本

★絶版★「ぼくのともだちドゥームズ」チーターとキサン少年のノンフィクション写真絵本
ぼくのともだちドゥームズ

キサン・ホプクラフト&キャロル・コースラ・ホプクラフト/文 あかおひでこ/訳 BL出版

チーターがこれほど温順で、気高く美しい動物だということに驚きを感じます。
キサン少年が生まれる前から、縁あってホフクラフト家にやってきたオスの子チーター。

親と離れてひとりぼっちだった子チーターは、ドゥームズと名付けられ、人間と一緒に暮らすことになります。
やがて、少年キサンが生まれ、キサンはドゥームズと兄弟のように育ち、かけがえのない友だちとなります。
時には、人間との交流を楽しみ、時には野生にもどり、のびのびと暮らすドゥームズを
あたたかく見守るホフクラフト家の人々の、愛情あふれるノンフィクションです。

話は、キサン少年の語りで、母キャロルが、文章にまとめたもので、動物写真家の母キャロルのたくさんの写真と、キサン少年の絵が添えられています。

ドゥームズは、人間に敬意をはらい、自分に敬意をはらってくれる人間かどうかたしかめる目と心をもっています。
チーターと人間という種を越え、同じ時を生きるもの同士、尊厳をもって生きたドゥームズに、人間は忘れてしまったいる動物の崇高な本能を感じます。