★チャールズ・キーピング★「The Highwayman (FOSSETTE32)」 [ハイウェイマン]

 ★チャールズ・キーピング★「The Highwayman (FOSSETTE32)」 [ハイウェイマン]
The Highwayman (FOSSETTE32)
[ハイウェイマン/イギリス・英語(丸善フォセット54)]


Alfred Noyes(アルフレッド・ノイズ)/作
Charles Keeping(チャールズ・キーピング)/絵
Oxford 1997University Press

1997年出版
★ケイト・グリナウェイ賞受賞作★



英国の詩人、アルフレッド・ノイズの
バラット詩「The Highwayman」 (1906年) を
チャールズ・キーピングが、独特の感性で描いた作品です

追いはぎと黒い瞳と黒髪の美しい宿屋の娘べスとのロマンスホラー

月明りの夜、追いはぎが宿屋の中庭にやってきた
口笛をふくと、窓には、宿屋の娘べスが待っていた
その黒髪には深紅の恋結び

追いはぎは、黄金を稼いでもどってくる
月明りがさす頃に・・とべスの黒髪に口づけし去っていく

が、やってきたのは、ジョージ国王の兵士たちだった

兵士たちは酒を飲み、べスを捕らえて、ベッドの足に縛り付け
マスケット銃をくくりつけ、銃口はべスの胸元に・・

月明りの中、べスには愛しい追いはぎがやってくるのがわかった

その時、べスの胸元のマスケットの銃声が、月明りを打ち砕いた!
危険を知らせるために、動く指先で、銃の引き金を自らひいた

銃声に気づいて逃げた追いはぎは、真実を知り怒り狂った

兵士たちのもとへと向かった、追いはぎもまた・・・

月明りの夜には、宿屋の中庭に口笛がひびく
窓には、深紅の恋結びをつけた黒髪の娘べス

今宵も、ふたりの逢瀬がはじまる

アルフレッド・ノイズの美しい英詩と
チャールズ・キーピングの荘厳なイラストと
両方堪能できます!