【妖怪&電車絵本】「おばけでんしゃ」内田麟太郎/西村繁男

【妖怪&電車絵本】「おばけでんしゃ」内田麟太郎/西村繁男
おばけでんしゃ
内田麟太郎/文 西村繁男/絵 童心社


妖怪と電車がマッチングしたみたこともない夢のような絵本です。
(妖怪と電車好きのみなさま、とっーてもおすすめです!!)

竜のような形をした電車もおばけ感たっぷり。
もちろん乗客はすべて妖怪。
沿線の景色も駅も、みーんなおばけワールドです。

妖怪の駅は人間の駅と似てて、お土産スタンドや駅弁売りも。
まんじゅう屋さんにアイス売り、あったかいおしるこ売りもあって
なんだかおいしそう、楽しそう!
でもやっぱり妖怪駅らしく、「くらやみ駅」では暗闇を照らす火の玉
「さむざ駅」には雪女もいます。
とにかく見どころ満載です!

おばけでんしゃはあっという間に一年を駆け抜けていきます。

海で妖怪さんがバカンスを楽しむ夏の景色から
かぼちゃお化けがとぶ、紅葉美しい秋の景色
雪だるまお化けがスキーを楽しむ
雪山や氷山がさむざむしい雪の景色
にぎやかなお化けの楽隊やおどりを踊るお囃子も
聞こえてきそうな、満開の桜色に輝く春の景色
途中の「くらやみ駅」は、お化けさん大好き(?)トンネルでしょうか

最後に着くのは「にんげん駅」
妖怪たちは人間に変身して駅に降り、これからどこへ行くのでしょうか。
最後のページといい、なんだかちょっとこわいかも?!