よい絵本を探そうvol-204
ケイト・グリーナウェイ賞受賞の猫絵本「郵便局員ねこ」
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よい絵本を探そう 絵本入門講座
大人的こどもの本の書評--「えほんのみかた」
■◇◇◇■◇◇◇■◇◇◇■◇◇◇■◇◇◇■◇◇◇■vol-204■
こんにちは。いつもご愛読ありがとうございます!
前回の発行は夏の終わりでしたが、秋とは思えない暑さがつづき
これからは紅葉の季節、冬を迎えようとしていますね。
しばらくぶりの発行になってしまいましたが
今回もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回ご紹介の絵本は、ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台に
ねこのクレアが苦労の末、幸せをつかみとる物語です。
========================
「郵便局員ねこ」
ゲイル・E・ヘイリー/作
あしのあき/訳
ほるぷ出版
対象年齢 : 6歳から100歳以上まで
========================
1800年代、ロンドンのいたるところにねずみがはびこって
人々は困っていました。
家庭や公共施設ではねこを飼ったり、ねずみ捕りをやとったり
していました。
王立郵便局や博物館などの施設では、ねこを雇い、ねこにはお金も
支給されていたようです。
ねこたちは能力を発揮し、非常に優秀にねずみ退治の業務を
果たしたそうです。
そんな実話をもとにこの絵本は制作されています。
酪農場で生まれたねこのクレアは、冒険心が強く
大人になったのだから自分の住処をみつけなくてはと
ある日ミルク運搬車にもぐりこんでロンドンへやってきました。
けれども、自分の居場所はなかなかみつかりません。
ロンドンの街をさまようクレアには、いろいろな試練の連続でした。
ある雪の日の朝、たどりついたのは王立郵便局でした。
郵便局ではねずみ被害で大騒動になっていました。
局長の足元にはねずみにかじられて宛名が読めない手紙の山。
そのうえあちらこちらに、ねずみがいます。
局長は大騒ぎの人々の前で「今必要なのはねこであります。」と
叫びました。
まるでその声を待っていたかのように、クレアがひとっとびでおどりでて
わるさをしているねずみたちをことごとく退治しました。
クレアはすぐに「女王陛下直属郵便局員ねこ」に採用されました。
H.M.P.O.C.(女王陛下直属郵便局員ねこ)と彫ったメダルがついた首輪を
与えられ、ミルク代の給料ももらい、ずっと探していた安住の地をみつける
ことができたのです!それからのクレアはとても幸せに暮らしました。
作者のゲイル・E・ヘイリーはアメリカ生まれでイギリスで活躍している
絵本作家さんです。
「おはなしおはなし」(ほるぷ出版)で、コールデコット賞と
ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞。
「郵便局員ねこ」ではケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。
19世紀前半ヴィクトリア朝時代のロンドンの様子が忠実に描かれ
ねこの動きや表情もヘイリーの飼い猫クラレンスをモデルに
リアルに表現されています。
クレアはアメリカンショートヘアーによく似た銀灰色のベースに
黒の縞模様(渦巻き模様)で、キリッとした面持ちのねこです。
---------------------------------◇----◇----◇----------
「郵便局員ねこ」(ほるぷ出版)は現在絶版です。
【絵本古本マーケットはっぴぃ】でただいま販売中!
この機会にいかがでしょうか。
↓↓↓↓↓↓
https://ehonhappy.ocnk.net/product/8594
---------------------------------◇----◇----◇----------
本日もご愛読ありがとうございました。
次回はどんな絵本に出会えるのか、はっぴぃもワクワク!(≧▽≦)
また読んでくださいね~\(*^▽^*)/
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これからは紅葉の季節、冬を迎えようとしていますね。
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ねこのクレアが苦労の末、幸せをつかみとる物語です。
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「郵便局員ねこ」
ゲイル・E・ヘイリー/作
あしのあき/訳
ほるぷ出版
対象年齢 : 6歳から100歳以上まで
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1800年代、ロンドンのいたるところにねずみがはびこって
人々は困っていました。
家庭や公共施設ではねこを飼ったり、ねずみ捕りをやとったり
していました。
王立郵便局や博物館などの施設では、ねこを雇い、ねこにはお金も
支給されていたようです。
ねこたちは能力を発揮し、非常に優秀にねずみ退治の業務を
果たしたそうです。
そんな実話をもとにこの絵本は制作されています。
酪農場で生まれたねこのクレアは、冒険心が強く
大人になったのだから自分の住処をみつけなくてはと
ある日ミルク運搬車にもぐりこんでロンドンへやってきました。
けれども、自分の居場所はなかなかみつかりません。
ロンドンの街をさまようクレアには、いろいろな試練の連続でした。
ある雪の日の朝、たどりついたのは王立郵便局でした。
郵便局ではねずみ被害で大騒動になっていました。
局長の足元にはねずみにかじられて宛名が読めない手紙の山。
そのうえあちらこちらに、ねずみがいます。
局長は大騒ぎの人々の前で「今必要なのはねこであります。」と
叫びました。
まるでその声を待っていたかのように、クレアがひとっとびでおどりでて
わるさをしているねずみたちをことごとく退治しました。
クレアはすぐに「女王陛下直属郵便局員ねこ」に採用されました。
H.M.P.O.C.(女王陛下直属郵便局員ねこ)と彫ったメダルがついた首輪を
与えられ、ミルク代の給料ももらい、ずっと探していた安住の地をみつける
ことができたのです!それからのクレアはとても幸せに暮らしました。
作者のゲイル・E・ヘイリーはアメリカ生まれでイギリスで活躍している
絵本作家さんです。
「おはなしおはなし」(ほるぷ出版)で、コールデコット賞と
ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞。
「郵便局員ねこ」ではケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。
19世紀前半ヴィクトリア朝時代のロンドンの様子が忠実に描かれ
ねこの動きや表情もヘイリーの飼い猫クラレンスをモデルに
リアルに表現されています。
クレアはアメリカンショートヘアーによく似た銀灰色のベースに
黒の縞模様(渦巻き模様)で、キリッとした面持ちのねこです。
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「郵便局員ねこ」(ほるぷ出版)は現在絶版です。
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本日もご愛読ありがとうございました。
次回はどんな絵本に出会えるのか、はっぴぃもワクワク!(≧▽≦)
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